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魅力のブラジル宝石
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第3回目
ブラジル・サンパウロより第3弾のお便りです。
今年2008年はブラジル日本移民100周年記念の年。たくさんの日本人旅行客がブラジルを訪れるといわれています。旅先での楽しみの一つは宿泊先の朝食ですね。ブラジルのホテルの朝食はとても充実しています。トロピカルジュース、フルーツがずらーっと並びます。ブラジル家庭の朝食は、コーヒー、オレンジジュース(絞りたて)、パパイア半分、ポンジーニョ(小さいパンという意味)と呼ばれるパン、ハム、チーズ、ヨーグルト。このポンジーニョというパンは別名 ポン フランセース(フランスパン)ともよばれますが、けっして本場もののフランスパンのように固くはありません。まわりはサクッ、中はフワッっとしたパンです。パダリアと呼ばれる街角のいたるところにあるパン屋さんで朝早くから焼きたてを買うことができます。値段はだいたい25センターボス、日本円でいうと15円くらい。日本で流行った?それともまだ流行っていますか? ポン・デ・ケージョもパン屋さんでいつも売っています。朝ごはん、あるいはおやつに食べます。タピオカの粉とチーズでできていてモチっとした食感がいいですね。
ブラジルのオレンジは種類が豊富です。なかには変わったデコポンという種類のオレンジもあります。ポンカンと清美オレンジの掛け合わせたものです。ブラジルのオレンジは日本の皆様にもなじみが深いでしょう。日本で消費される8割がブラジル産の濃縮オレンジジュースです。全世界でみると約半分がブラジル産の濃縮オレンジジュースだそうです。しかし、このオレンジジュース供給が懸念されるとのこと世界的に値上がりしてきています。バイオ燃料需要の増大で、ブラジルのオレンジ畑がサトウキビ畑に転作されてきていることが原因のようです。実際近所の市場でも、オレンジ12個の値段が去年3レアル(180円)から4レアル(240円)に値上がりしました。
オレンジ色のカラードストーンといえばブラジルではインペリアルトパーズ、シトリン、ベリルのオレンジです。インペリアルトパーズは世界中でブラジルのミナス・ジェライス州のオウロ・プレットという場所でだけ産出されます。ミナス・ジェライス州はサンパウロ州の北に位置するお隣の州です。ミナス・ジェライス州は日本語に訳すと「全部の鉱物の州」となるとおり鉱物が豊富なことで有名です。
宝石ばかりではなく、ブラジル産で有名な健康補助食品プロポリスもミナス・ジェライス州産が最高といわれています。その豊かな鉱物を含む台地から生えるアレクリンとユーカリの成分を含むため、良質のプロポリスができるそうです。試したことありますか?アルコール入りプロポリスとアルコール無しの2種類があります。私は何年もプロポリスを愛用しています。アルコール入りの強い刺激を直接のどの奥に垂らすことも平気になってきています。風邪の引き始めに飲んだり、軽いやけどに塗るとよく直りが早いですただし忘れてはいけないのは、良薬口に苦し。
ところでミナス・ジェライス州のベロ・オリゾンテまでサンパウロから飛行機で約2時間、オウロ・プレットまではその後車で2時間です。インペリアルトパーズの産地オウロ・プレットはブラジルの観光地でもあります。オウロ(金)・プレット(黒)「黒い金」という名前のとおり金が産出します。はじまりは17世紀。奥地探検隊が偶然金塊を発見し、宿場地として繁栄、その後一攫千金を夢見る全国の探検隊が殺到し黄金時代の主役となりました。18世紀には世界の金の総産出量の6割を産出したといわれ、その豊富な金と冨で豪華な教会が建設されました。今でも町並みはほぼ当時のまま残され、1980年にはユネスコの世界遺産にも指定されました。
インペリアルトパーズの美しさ、みずみずしい輝き。インペリアル(帝王)という気品にふさわしい石。インペリアルトパーズの裸石をピンセットとつまみ上げるとき、
他の宝石にはないつるっとした逃げてしまうような感触。日本人の肌色を引き立たせてくれる、まるで頬紅のような色合。どういう色のトパーズをインペリアルトパーズと呼ぶかは人によって違う、宝石品質のミディアムレディッシュオレンジからオレンジレッドカラーのトパーズのことだが、ブラジルにおいてはイエロートパーズもインペリアルトパーズと呼ぶとカラードストーンの教科書にあり、その通りだとうなずいたことをおもいだしました。自習中、加藤先生に石井さんだったらこのイエロートパーズをインペリアルって呼ぶでしょ?と質問され、はいと答えたのを覚えています。わたしもやっぱりブラジル的な呼び方していました。
レッドトパーズ、そしてピンクトパーズもブラジルではインペリアルトパーズと呼びます。ブラジルの宝飾店でも最高級のインペリアルとパーズを持っているところは少ないと思います。なかなかお目にかかれない石です。インペリアルトパーズは処理が施されない石としても有名ですが、ピンクトパーズの多くはイエローからレディッシュブラウンのトパーズがクロムを含んでいれば熱処理することによってピンクカラーが得られる石もあることを覚えておきたいものですね。天然のピンクトパーズもありますが、あまりおおくはありません。
シトリンのなかでも特にオレンジが濃い色をこちらでリオ・グランデと呼びます。リオ・グランデ・ド・スウというサンパウロの南に位置する州でとれる濃いアメスシトを熱加工して得られるシトリンです。鮮やかで深みのあるオレンジが魅力的です。ブラジルではよく見かける石です。流行としては一昔前に一世風靡した色合で、パステル調が好まれる近年ではそれほどの人気ではなかったのですが、昨年からこのリオ・グランデがまた見直されてきている傾向があります。色の美しさそれに比較的手ごろな値段がデイリーカジュアルジュエリーにぴったりだからでしょう。イエローゴールドとあわせると元気になれるよう輝きを放ちます。
ベリルのオレンジ色は爽やかなオレンジです。ヘリオドールにすこし赤みが加わったような色合です。ベリル特有の透明度が魅力です。
2008年2月13日~16日の間、ブラジル・サンパウロでFENINJER(Brazilian Gems and Jewelry Show)が開催されます。次回はそのレポートをお伝えします。
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